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5分でわかる!内向型のトリセツ(内向型向け)②※診断付き

脳の作りで楽しみ方が違う!?(外向型と内向型の違い)

前回の続き、内向型のコントロール方法を紹介していきます。そのために、まず脳の違いの深堀をしていきたいと思います。

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スリル、新奇性を追い求める外向型

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 外向型はドーパミンを増やそうとします。しかし、外向型はドーパミンの感受性が低い。そのため、たくさん取り入れようとします。すぐに枯渇しやすく、じっとしていると退屈してしまうのも、これが原因です。足りないものを補おうとして、外から取り入れた刺激を脳内でアドレナリンなどの交感神経系と結びついて処理します。外だけの刺激だけでは足りない分は、交感神経に刺激が届くことでドーパミンの自家発電も行います。外向型はそれほど、ドーパミンを必要としているのです。こう見ると、一見うらやましい外向型も依存症のようで、大変だなと思ってしまいます。

 深くじっくり考えたい内向型

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一方で、内向型はドーパミンの感受性が高い。ある程度、ドーパミンが得られると今度は刺激が多すぎると感じます。活発に動くとゆったりしたくなるのも刺激過多が原因です。外から取り入れた刺激を脳内でアセチルコリンなどの副交感神経系と結びついて処理します。アセチルコリンは学習力に働きかけ、穏やかな覚醒状態(集中した状態)を維持します。そうすると、深く考えごとをしたり、感じることで快楽を得られるようになります。1人でじっくり考えたい時があるのは、このためです。以上の理由から、内向型は適量のドーパミンと適量のアセチルコリンを常に欲しているわけです。また、外から見て無表情で何もしていなさそうな時でも、脳内で目まぐるしく考え事をしている時があるのもこのせいです。

外向、内向の比率は人によって様々

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もちろん、100%どちらかに転ぶのではなく、人によって内向、外向の比率は違います。もし、100%外向型なら、刺激を求めすぎてドラッグに走るか、事故を起こして早死にするでしょう。100%内向型なら、部屋に延々ひきこもるか、うつ状態になってしまうでしょう。

ただ、以上の説明で外向型と内向型で全くといっていいほど、頭の動き方が違うのはわかったと思います。1人1人違うので、人と違う自分を責める必要はありませんし、誰かに言われた基準を信用する必要はありません。自分のペースがあるのですから。

これまでの話は、刺激に強い、弱いをさらに深堀した部分です。自分でもまとめるのが難しかったので、わかりにくいと感じると思うかもしれません。難しければ、読み飛ばしましょう。ここからは、本題の内的のコントロール方法を書きます。

内向のコントロール方法

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外向型にわかってもらえない箇所は、疲れるという感情です。これが、どうにも伝わらない。まず、言葉の意味合いですれ違っています。外向型の疲れるは身体的な疲労の意味で使われます。しかし、内向型の疲れるは精神的にすり減っていることを表します。

なので時たま「これぐらいのことで、疲れてちゃダメ!」と言われることがあると思いますが、相手の予想以上に内向型は疲労困憊しています。相手にはわかってもらえない場合、自分でコントロールするしかありません。まず、コントロール方法を紹介します。

自分だけの元気と疲労のサイクルを知りましょう!

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リラックスできる場所や考える時間を作らないと、内向型はどうなるでしょうか?
精神的にすり減り、不安、憂鬱、無気力に襲われます。休まないと、じきにうつ病を発症するでしょう。だから、自分を守るために自分だけの時間は絶対作り出しましょう!

次の項目を自問自答してみましょう。
  • 最も、集中力の高まる時間は朝、昼、晩いつでしょう?
  • 頭に疲労を感じるのはいつですか?また、最も頭が働かないと感じる時は?
  • 運動や体を使う作業をしたくなるのは、いつですか?
  • 人と過ごすのが一番楽しいのは、一日のうちの何時ごろですか?

もし、すぐに答えられなければ日記や記録をつけておきましょう。そうして、だんだん自分の元気な時間帯と疲労の時間帯をチェックしましょう。
元気な時間帯に仕事や課題をやるようにし、疲労の時間帯は休むようにできると自分のペースの完成です。また、自分の活動限界を知ることで重要なことにエネルギーを充てられます。必要のないゴシック、噂に踊らされるより、自分にとって重要なことに限られた時間を充ててください。

対立した時の解決策

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普段から、外向型と内向型の価値観の違いから対立することは頻繁にあります。大事なのは、その時にその場に留まってしまうのではなく、対策をもって対処出来るようにすることです。対策を持っているだけで平常心を保てます。

  1. 何が問題かを明確にして、お互いに認識させる。
  2. 内向性と外向性の感じ方の違いを理解する。
  3. 相手視点から、問題を見る。
勘違いされるポイント

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外向型が勘違いするポイントの1つは、相手が本音を隠していると思っているところです。内向型は、相手のプレッシャーから萎縮して話せないのにです。この場合は、お互いの態度を批判せずに、何が問題であるかの解決策を出すようにしましょう。一緒に話し合って、1つの問題を解く感覚です。相手批判になってしまうと泥沼に陥るのでやめましょう。

議論に勝ち負けを求めるタイプ

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また、勝ち負けを決めることが目的の議論を挑まれることがあります。無理に言い負かしてこようとするタイプもいるので、熱くならずに冷静に対応することを心がけましょう。

  1. 相手が反論だけしてくるタイプだと、自分の意見と同等の提案を求める。
  2. 言葉尻を批判してくるタイプだと、相槌をうち時間を稼いで
    元の議論の答を考える。
  3. ただし、まっとうな意見は認めるまたは、褒める。

以上の点を心掛けると対応可能です。

自分の内向性を大切にすること

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多数の人と精力的に交流し、モチベーションを上げたり、みんなに合わせてやる気になることは内向型に向いていません。なぜなら、外向型のコミュニケーションのためです。無理にアドレナリンを出し続けて、一時のテンションで頑張っても溜まるのは疲労感ばかりです。そんなガス欠状態で、無理に活動しつづけようとすると、いずれ身体を壊すでしょう。やる気という名の脳内麻薬に頼っていることに気づきません。

内向性故に、孤独を好むことはむしろ当たり前の脳の機能です。みんなといなければならないとか、1人はダメだという認識はすぐに捨てましょう。そんな目に見えない空気感が内向型を壊しているのです。

自分の内向性を大切にするために…
  • 十分な休息を設ける。
  • 15分や30分など、短いスパンで休憩する。
  • 自分専用の避難場所を作る。
  • 気分に合わせた音楽やリラックスできる香りを楽しむ。
  • ジャンクフードではなく、魚、レバー、卵黄、肉、ミルク、チーズ、ブロッコリー、キャベツなどのアセチルコリンを増加させる食べ物を食べる。
  • 7~8時間は眠る。

以上のことを心掛けて過ごしていきましょう。(本書にはもっと、紹介しきれない詳細な情報が掲載されています。)
内向性は自分でしか取り扱えない、あなただけのものです。色々カスタマイズをしていき、自分だけの内向性を大切に育てていきましょう。

 

内向型チェックシート 

docs.google.com

タイプがわからない方は、こちらで診断をどうぞ。

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外向型向けの簡単な説明はこちらです。

参考文献

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内向型を強みにする
著作:マーティ・O・レイニー
約:務台夏子