【勝手に不幸になる人々には「メタ認知」がおすすめですよ】という話
日常生活を過ごす中で、「自分が悪い」が口癖の人はいませんか?
もしくは「自分はダメなんだ」などが口癖の人です。責任感が強い人や真面目な人に多いのではないでしょうか?
該当する人もいるでしょうし、該当しない方も”こんな人”見たことはあるのではないでしょうか?
私はそんな人を見て、「真面目だな~」と思うと同時に「少し息苦しそうだな」と思っています。また、自分が自責癖に陥っている時もありました。独特のモヤモヤ感がまとわりつきますよね。自責癖がある人は、勝手に不幸に陥いります。
もし、同じように息苦しさを感じている方がいましたら、理由と改善策をお伝えします。
勝手に不幸になる理由①「思い込みが半端ない」
心理学の用語なのですが、「自動思考」に陥っています。自動思考とは考え方の癖のようなものです。癖が抜けないと、いつも同じようなことを考えてしまいます。
勝手に不幸になる人の場合「自分が悪い、価値なんてない」と自己暗示をかけることによって、無意識に刷り込み、悪循環に陥っています。
この状態になってしまうと、物事に関係なく自分を責めてしまうので、生きてて辛いこと間違いなしですね。
慢性的にネガティブな状態にあると、心臓疾患のリスクが普通の人と比べて2倍以上あることが研究で明らかにもなっています。※諸説あるようですが、心疾患のリスクであることは間違いないようです。
勝手に不幸になる理由②「自責しても、何も解決していない」
「そう、何も解決していないのである!」一言で表すと無駄だからです。通常、問題が起こると、解決策を考えて対処します。例えば、「数学の問題がわからないのは、公式を知らないからだ。公式を覚えよう!」などです。
しかし、自責癖がある人は自分を責めることに時間を使います。問題に個人的な感情を押し付けている形ですね。客観的にみると、滑稽に思えてしまいます。
余談ですが、「誰かが悪い」という他責思考もあります。しかし、自責と比べて健康です。他人に責任を擦り付けることにより、ストレスは溜まりにくいためです。憎まれっ子は順調に、世にはばかるようですね。
解決策はメタ認知にあり
メタ認知とは、自分の考えを振り返る行為です。日常の出来事を客観的に振り返ることで、「知っているつもりだったけど、実際は何だったんだろう?」などと、思い込み、認知の歪みに気づけます。
簡単に言うと、「わかっていなかったことが、わかる」状態です。また、メタ認知を使うことで学習力の向上が見られる研究もあります。(メタ認知:PIFSプロジェクトより)
古くは、ソクラテスが街中の少年たちに”気づき”を促していたようです。(無知の知)
メタ認知を使うことにより、認知の歪みを修正しましょう。
例えば、
- あなたが知る必要のあることは何?
- 問題を解くために何をすればいいの?
- 問題を解決するための手順は何?
- 結果はどうだった?
- 結果から得たモノは何?
以上の問いかけを自分に問いかけてみると、認知の歪みを解消する気づきがあるはずです。上記の項目には、誰かを個人的に責める内容はありません。ただ、問題を解決しているだけですよね。
とりあえず、人のせいにするのをやめてみれば?
自責にも、他責にもとりあえず人のせいにしている点は共通しています。ただ、客観的な視点に立ってみると、原因を求めればいいのに何をそんなに躍起になって怒っているのだろうと思ってしまいます。魔女裁判のみたい…
例えば、原因は「○○が~できないから」であったとしても、なぜ、そうなってしまったのか?どう改善できるか?と考えていけば、知識がなかった、コミュニケーションが取れていなかったなど改善策は簡単に見つかりますよね。
人のせいにしなければ、生きていけない人はメタ認知を使って、意味がないことだと気づきましょう。以上、【勝手に不幸になる人々には「メタ認知」がおすすめですよ】という話でした。
参考図書:「使える脳の鍛え方」、「メタ認知」、「感情心理学・入門」です。内容も充実していますので、ご一読をおすすめします!